この記事では、iPadでモニターアームが使えるようになるVESAマウント、World gadgets(ワールドガジェッツ)のMagFlo(マグフロ)を実機レビューします。
- MagFloの活用方法・使い方
- MagFloの使用感レビュー・メリット・デメリット
- MagFloの11インチ用と12.9インチ用の違い
iPadで読書やブログ執筆と、マルチに活用している方は多いですよね。今回紹介するMagFloは、iPadとモニターアームを組み合わせてよりiPadを便利に使えるようにする製品です。モニターアームを使うことで、高さ調整、角度調整も自由自在なので、iPadを使う頻度も増えること間違いなしです。
実際にMagFloを使ってみましたので、その魅力や事前に知っておきたいデメリットなど徹底レビューします!
- モニターアームがiPadで使えるようになり様々な用途で便利に。
- 充電しながら作業できケーブルマネジメントも考慮されている。
- iPadに優しいシリコン素材で背面が傷つかない+滑りにくい。
- カバー付きの場合磁力不足で使えない場合がある
MagFloの魅力
- モニターアームがiPadで使えるようになり様々な用途で便利に。
- 充電しながら作業できケーブルマネジメントも考慮されている。
- iPadに優しいシリコン素材で背面が傷つかない+滑りにくい。
モニターアームがiPadで使えるようになり様々な用途で便利に
このブログの読者の方は、モニターアームを使っている人が多いと思います。高さ調節や角度調節の自由度、一度使うと普通のスタンドには戻れないぐらい快適ですよね。その便利さをiPadで体験できるのが、MagFloの一番の魅力です。特に下記の用途で便利に感じました。
- iPad単体でブログ執筆。
- MacBookのサブモニターとしてiPadを使用。
- iPadで絵を描いたりデザインをする。
- iPadで読書をする。
例えばiPadでブログを書いているという方は、一般的なスタンドだと高さが足りないこともあるでしょう。MagFloを使えば、モニターアームで顔の真正面にiPadを設置できるので、姿勢が良くなり疲れにくくなります。実際にブログ記事を書いてみましたが、いつも作業しているモニターと同じ位置に画面があるおかげで快適に感じました。
MacBookを使われている方なら、Sidecar機能でiPadをサブモニターとして運用している方もいらっしゃいますよね。そんな方も、MagFloを使えば好きな位置にiPadを設置できて快適に作業できます。モニターアームなら画面を縦横に回転するのも自由自在ですし、Sidecar機能と相性がいいと感じました。
絵を描く方やデザインをする方も、細かな角度調整ができるモニターアームならより見やすく作業できます。iPadをそのままデスクに置いて作業するのもいいですが、ある程度角度と高さがあったほうが姿勢も正されて疲れにくく感じますよ。
長時間読書される方にも、MagFloは向いています。iPadで読書される方は手でiPadを持ちながら使う方が多いと思いますが、普段手で持っている位置にiPadを固定して読書するとメモなど空いた手で別の作業ができたり便利です。
モニターアーム+iPad=めちゃくちゃ便利と感じました。
充電しながら作業できケーブルマネジメントも考慮されている
MagFloは、iPadを充電しながら使うことも想定して作られており、ケーブルマネジメントがかなり優れています。下記のパーツはUSB-Cケーブルを背面に通すためのコの字コネクターで、MagFloで使うためにオリジナルで開発されたものです。
このコの字コネクターがない場合とある場合を比較してみました。
明らかにコの字コネクターありの方がスッキリしていますよね。
エルゴトロンLXの場合、ケーブルをアームに通すことができるので、背面もかなりスッキリしています。コの字コネクターを使うことによって自然な形でUSBケーブルがアームに誘導されており、見た目も美しく見えますね。
ぶらぶらしやすいUSBケーブルもスマートに配線できます!
コの字コネクタの仕様を見ても高速なUSB PD充電に対応していますので、MagFloを使うなら必ず使っておきたいですね。
端子 | USB C(オス) to C(メス) |
---|---|
最大W数 | 100W |
最大転送速度 | 10Gbps |
iPadに優しいシリコン素材で背面が傷つかず滑りにくい+強力磁石使用でガッチリ固定
MagFloは、iPadが接する面にシリコン素材を使っていますので、iPadの背面を傷つけること無く使え、かつ動かした時に滑りにくくなっています。
また、12.9インチ用のMAGFLOには現在市場で入手可能な最強のネオジム磁石(N52)が75個使用されており、かなりガッチリとiPadを固定してくれます。iPadを持ってモニターアームを動かすと外れやすいのかなと思っていましたが、iPadを持ったまま動かしても簡単には外れないほど強力でした。
着脱もしやすく、使用頻度が増えそうです。
MagFloの使い方
MagFloの魅力を紹介したところで、実際にMagFloをモニターアームに取り付けて使用する方法を紹介します。
まず、MagFloをモニターアームに取り付けていきます。MagFloを裏返しにして、ネジ穴が上を向くようにします。背面はアルミニウム合金で、かなり重厚感があります。
MagFloにはネジとワッシャーが6つ(2つは予備)ありますので、ワッシャーとネジを組み合わせて取り付けていきます。今回はエルゴトロンLXを取り付けてみましたが、ピッタリネジ穴の位置が合い固定できました。
仕上げにMagFloを取り付けたアームを、エルゴトロンLXの支柱に差し込んだら完成です。
あとは、iPad ProをMagFloにくっつけるだけでモニターアームに対応した作業環境を構築できます。
なお、iPadをMagFloに取り付ける際はカメラが背面から見て右上に来るように取り付けます。
MagFloのデメリット
MagFloは便利ですが、使う前に知っておいてほしいデメリットもありますので紹介します。
カバー付きの場合磁力不足で使えない場合がある
iPadにシリコン製の保護カバーを着けている方も多いと思いますが、MagFloは磁力でiPadを固定するためカバーを使うと磁力不足で落ちてしまう可能性もあります。なので、できればカバーを外した素の状態での使用がもっとも安定してiPadを使えます。
僕の場合はケースに磁石が内蔵されているPITAKA MagEZ Case Proを使っているため、問題なく使えました。
11インチ用と12.9インチ用の違いを比較
MagFloは11インチ用と12.9インチ用がありますが、主な違いは下記の5点です。
- サイズ
- 重量
- 対応機種
- 内蔵しているマグネットの数
- 価格
11インチ用 | 12.9インチ用 | |
サイズ | 13.7 x 24.0 x 0.5cm | 14.5 x 26.5 x 0.5cm |
重量 | 350g | 480g |
対応機種 | iPad Pro(2018, 2020, 2021, 2023年式)および11インチiPad Air(2020, 2022年式) | iPad Pro(2018, 2020, 2021, 2023年式) |
内蔵しているマグネット | 38個 | 75個 |
価格 | 7,800円 | 8,800円 |
基本はiPad Pro用ですが、iPad Airでも使いたい方は11インチ用を選びましょう!
まとめ:iPadでモニターアームを便利に使いたいならMagFlo
iPadでモニターアームを使えるようにするVESAマウント、MagFloをレビューしました。これまでにない発想でトガッたガジェットを生み出しているWorld gadgetsさんですが、今回のMagFloはかなり実用的でiPadユーザーならぜひ手に入れて欲しいアイテムだと感じました。
iPadでの文章作成やお絵描き、読書とマルチに活躍するVESAマウントですので、自宅での作業にきっと役立ちますよ。