この記事では、水拭きと吸引に対応したロボット掃除機、yeedi Floor 3+をレビューします。
水拭きやマッピング機能ゴミの自動収集機能があるロボット掃除機は多いですが、個人的に重視しているのが清掃時の静音性です。作業中にロボット掃除機に掃除してもらうことが多く、あまりにうるさいと気が散るからです。
その点で言えば、yeedi Floor 3+は標準で37.0dB、自動ゴミ収集の騒音は50dBを切るという過去にレビューしたロボット掃除機の中で圧倒的な静音性を実現していました。
しばらく使ってみましたので、yeedi Floor 3+の実際の使用感を徹底レビューしていきます!
- 清掃時の静音性が高い
- 75日間ゴミ捨て要らず
- 水拭きに対応している
- マッピング機能で効率的に清掃できる
- サイズが大きいので通り抜けできない場所がある
yeedi Floor 3+の特徴
yeedi Floor 3+の主な特徴・仕様・付属品を下記のタブにまとめました。
- 振動モップシステム: 手で雑巾をかけるような前後の動きで、手の5倍の速さでしっかりと汚れを落とします。
- 3D障害物回避: ストラクチャードライトテクノロジーと3Dイメージングアルゴリズムにより、床にある障害物を検知して確実に回避します。
- カーペット検知: モップがけモードのときはカーペットを回避し、吸引モードのときは自動的に吸引力をアップしてゴミをしっかりと吸い取ります。
- スマートビジュアルマッピング&ナビゲーション: 間取りを認識してマップを作成し、フロア全体をすみずみまでカバーする清掃経路をプランします。
- 自動ゴミ収集(オプション): yeediの自動ゴミ収集ステーションに対応。2.5Lのダストパックには30日分のゴミが収容できるので、安心してお掃除を任せられます。
- お掃除をカスタマイズ: 直感的に操作できるyeediアプリでお掃除をカスタマイズ。編集可能なホームマップをタップするだけで、部屋を自由に分割・結合したり、汚れ具合に応じて吸引力や水量を設定したり、清掃順序や清掃する部屋やエリアを選択したりできます。
iOSとAndroidに対応したyeediアプリを使用すれば、マップ管理や各種設定が可能です。
ロボット掃除機本体のデザイン
yeedi Floor 3+は、清潔感のある白で統一されておりピンクゴールドのボタンが上品なデザインです。サイズは実測値でΦ34cm x 9cmとなっており、高さが抑えられているのでベッドの下や脚付きのソファーも掃除しやすくなっています。
水拭きに対応しているので、本体の背面に水タンクがあります。200mlまでの水を入れておけます。
ロボット掃除機本体の天板はマグネットで着脱可能になっており、ダストボックスや電源スイッチなどがあります。
本体の底は2つのブラシと2つのモップを取り付けでき、いずれも着脱可能になっているので掃除がしやすいです。
中央にあるマルチサーフェスブラシも着脱可能です。V字のブラシ構造になっており、細かなゴミもしっかり絡め取ってくれます。
自動ゴミ収集ステーションのデザイン
自動ゴミ収集ステーションも、本体と同様に白くピンクゴールドがアクセントになったデザインです。サイズは21cm x 36cm x 35.5cmと、比較的コンパクトに収まっています。
上部のフタを開けるとゴミパックとアクセサリーを収納できる場所が分かれています。クリーニングキットなど、なくしやすい小物を収納できるのはいいですね。
背面の電源コードは巻き取れるようになっており、コードをスッキリ収納できます。
クリーニングベースを取り付けると、奥行きが43cmになります。
yeedi Floor 3+のレビュー
では、早速yeedi Floor 3+を使ってレビューをしていきます。
まずは設置してみる
まず、yeedi Floor 3+をリビングに設置してみました。個人的に気が利いていると感じたポイントは、自動ゴミ収集ステーションの両サイドに手持ちできるくぼみがあり、運びやすいことです。他社のロボット掃除機はゴミ収集ステーションの持ち手がなく、滑って落とさないか心配になることがあるのでyeedi Floor 3+はよく考えられていると感じました。
実際にリビングに設置してみましたが、充電コードが背面に収納できる構造のため非常にスッキリしています。白い外観がリビングにもマッチし、所有欲も満たせます。
清掃してみる
では、実際に清掃してみましょう。
まず清掃してみて感じたことが、動作音が静かなことです。吸引力が標準の状態で騒音を測ってみたところ、37.0dBとyeedi vac 2 proの54dBよりかなり静かになっていました。
障害物の回避性能も高く、yeedi vac 2 proと比較して壁や椅子の脚などにぶつかりにくいと感じました。
アプリ側で障害物回避の設定ができ、「標準の障害物回避」と「正確な障害物回避」の設定ができるので僕の家のように物が多く置いてある場合は「正確な障害物回避」にしておくと便利です。
また、高さが低いため脚付きのソファーの下も楽に掃除できました。個人的にロボット掃除機は自動清掃の便利さに加え、普通の掃除機では掃除しづらいベッドやソファの下を楽に掃除できることがメリットに感じているのでyeedi Floor 3+はその点をしっかりクリアしています。
床はきれいでそこまで汚れているようには見えませんでしたが、ダストボックスを見てみたところかなりの量のゴミが取れていました。
アプリでマップ管理できる
yeedi Floor 3+は、マップを自動作成して管理ができます。
今掃除している場所をリアルタイムで把握できるだけではなく、清掃の禁止区域を設定してこれ以上ロボット掃除機が入ってこられないようにすることも可能です。
禁止区域設定はモップのみ禁止にするといった設定もできるので、水拭き清掃させたくない場所をピンポイントで指定できます。僕の場合、仏間はロボット掃除機に入ってきてほしくないので禁止区域に設定して入れないようにしています。この機能を一度試すと、禁止区域設定できないロボット掃除機を使えないぐらい気に入っています。
フロアごとにマップを管理できたりもするので、買い替えで家の違う場所で使っても便利です。
ゴミ収集時の音が静か
自動でゴミ収集をしてくれるロボット掃除機はよくありますが、自動収集時の騒音がうるさいモデルが多いです。
yeedi Floor 3+の自動ゴミ収集ステーションで自動収集時の騒音を計測したところ、50dBを切っておりかなり騒音が抑えられていました。比較対象として、yeedi vac 2 proは70dBでした。
実際に自動収集時の騒音を耳で聞いても明らかに静かに感じたので、さすが最新モデルなだけのことはありますね。
yeedi Floor 3+のデメリット
yeedi Floor 3+のデメリットは、個人的にサイズ面のみです。
サイズが大きいので通り抜けできない場所がある
yeedi Floor 3+は高性能ということもあり、幅が34cmと少し大きめです。そのため、例えば椅子の間に引っかかって通り抜けができないなど、少し不便に感じることもありました。
できればもう少しサイズがコンパクトなモデルが出てくれるとより使いやすいと感じました。
yeedi Floor 3+をおすすめできる人
yeedi Floor 3+をおすすめできる人は、ロボット掃除機に静音性を求める方です。
yeedi Floor 3+は、過去に試してきた7機種の中で最も清掃時の騒音が静かなロボット掃除機でした。特に自動ゴミ収集時の静音性は圧倒的で、同社の過去のロボット掃除機より20dB以上の静音性を実現しているのはさすが上位モデルと感じました。
僕のようなテレワーカーはかなり重宝します。
yeedi Floor 3+のレビューまとめ
yeedi Floor 3+をレビューしました。
ロボット掃除機といえばマッピング機能や自動ゴミ収集のような便利機能も重要ですが、個人的にどれだけ静かに清掃をしてくれるのかを最も重要視していました。
そういった意味では、yeedi Floor 3+はほぼ完成されたロボット掃除機といっても過言じゃないと感じました。
うるさくないロボット掃除機がほしいという方、ぜひ一度お試しください!
- 清掃時の静音性が高い
- 75日間ゴミ捨て要らず
- 水拭きに対応している
- マッピング機能で効率的に清掃できる
- サイズが大きいので通り抜けできない場所がある