本記事では、人間工学に基づいて作られた、姿勢を保つ超集中チェア、RasicalのGrowSpica Proをレビューします。
当ブログでは、これまでSecretLabやDXRacerなどゲーミングチェアを中心にレビューをしてきました。ゲーミングチェアを使っていて少し不満に感じていたのが、夏場のムレや最低座面が高くてかかとが床につかないことです。テレワークをしていて長時間座って作業をするので、小さな不満も気になってくるんですよね。
いつかは日本人の体型に合ったビジネスチェアがいいと考えていました。
今回はRasical様よりGrowSpica Proを提供いただきしばらく使ってみましたが、僕のような低身長(160cm前半)でも床にかかとがつき、座面がメッシュなので夏場でも蒸れにくいという一挙両得なワークチェアに仕上がっていました。
実際にGrowSpica Proを使ってみて、どのような機能があってどう便利だったのか、使っていて不満に感じたデメリットはあるのかを徹底レビューしていきます!
- GrowSpica Proの特長
- GrowSpica Proの機能
- GrowSpica Proのメリットとデメリット
- GrowSpica Proをおすすめできる人
- 組み立てがしやすい
- 低身長でもかかとが床につく
- メッシュ構造で夏場も蒸れにくい
- 前傾姿勢で作業しやすい
- ハンガー付きでジャケットを引っ掛けられる
- アームレストの調整がしにくい
- メッシュの張りが若干固い
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GrowSpica Proの特長
GrowSpica Proの特長・仕様・付属品を下記のタブにまとめました。
- レバー1本で座面、座高、リクライニング調整可能な簡単仕様。
- 腰背セパレート構造で背骨がカーブを描いたような理想的な姿勢を保てる。
- 低身長でもかかとまで床に脚がつく日本人向けの設計。
- 最大135度まで倒せるリクライニング機能
- 収納型フットレストで仮眠も快適。
- ツール不要で女性でも5分で組み立て可能な親切仕様。
- ハンガー付きでアウターをかけておける。
デザイン
GrowSpica Proはブラックとホワイトがありますが、今回はブラックのデザインを見ていきます。メッシュやフレームを含め全体的に黒で統一されており、かなり落ち着いたデザインです。シンプルなのでビジネス用途でも使いやすいでしょう。
他社のワークチェアはアルミ合金でギラギラしたデザインが多いので、GrowSpica Proのデザインは個人的に好印象です。
全体的に黒で統一されているので、レバー部分のシルバーがいいアクセントになっていますね。
背面は少し角張ったようなデザインで、どこかゲーミング感を漂わせるデザインです。これはこれでありですが、前面と同じようにもう少し曲線を使ったほうがスマートに見えるかなと感じました。また、アームやハンガー、背もたれのパーツを含めポリマーナイロンという軽くて高耐久な素材を使用しています。
金属製より軽くて弾力性もあるので、女性でも扱いやすいです。
ヘッドレストの形状はかなりコンパクトで、個人的にはかなり理想的なデザインでした。ゲーミングチェアを使っていましたが、ネックピローが大きく綿を抜いたり調整が難しかったのでGrowSpica Proのヘッドレストぐらいがちょうどいいです。
GrowSpica Proの機能レビュー
GrowSpica Proの調整機能をレビューしていきます。様々な体型、姿勢に適応できるよう、かなり細かな部分まで調整可能です。
アームレスト
アームレストは4Dアームレストになっており、高さ、前後・左右・角度調整まで幅広く調整できます。
角度調整は、内へ20°、外へ18°まで可動します
前後へ5.5cm可動します
左右へは2.5cm可動します
高さは8.5cmで17段階まで調整できます
4Dアームレストの便利さはゲーミングチェアでも体験済みですが、背に持たれながら動画を観るとき、パソコンに向かって前傾姿勢で文字を打っているときなどひじを置く場所を微調整できるので楽です。
ランバーサポート
ランバーサポートは、奥行2.5cmの間で4段階調整可能です。
僕の場合は元の状態ではランバーサポートが前に出すぎていると感じたので、一番うしろまで下げることでちょうどいい場所まで調整できました。
ヘッドレスト
ヘッドレストは2D仕様で、38°まで角度調整可能です。
また、6.5cmの範囲で高さ調整ができます。
座って作業をしているときと、リクライニングで寝るときでヘッドレストの快適な位置が変わるので、これだけ調整できれば十分だと感じています。
フットレスト
フットレストは本体と一体型なので、普段は座面下に収納しておき、必要な時に取り出して使用可能です。休憩時に脚を伸ばすこともできますし、あぐらをかくのも楽にできます。
一般的にオットマンと言われる脚を乗せる台もありますが、設置する場所も必要ですしイスの場所を変えるごとに位置も移動させなければいけません。
そういう意味では、フットレスト一体型のGrowSpica Proはかなり便利です。
座面の奥行き調整
座面の奥行きは6cmの間で調整可能です。座面の奥行きを調整できると、太もも下部にかかる圧力も減らせるのでより快適に座れます。
座面の高さ調整
座面の高さ調整は46.5~58cmの間で可能です。
背もたれ
背もたれは、7cmの間で14段階の高さに調節可能です。僕は身長163cmなので、一番下でちょうどいい高さでした。
ロッキング機能
GrowSpica Proは、荷重により背もたれが後ろに倒れるロッキング機能に対応しています。
体重によってうまくロッキング機能が働かない場合は、イスの下部にあるダイヤルを回すことでロッキングの感度を調整できます。
作業をして少し休憩したい時や、リクライニングしている時にゆりかごのようにゆらゆらしてリラックスできますよ。
リクライニング機能
ゲーミングチェアからの乗り換えを考えている人は、リクライニング性能も気になりますよね。ワーキングチェアはあまり深くまでリクライニングできない機種が多いです。GrowSpica Proは90°から135°まで倒せるので、そのまま寝られるぐらい背もたれを倒せます。
実際にゲーミングチェアのSecretlab TITAN Evo 2022とリクライニングできる最大の角度を比較してみましたがほとんど同じぐらい倒せていました。
このおかげで仕事の休憩中や動画を観てリラックスする時に楽な姿勢で座れるので、かなり快適に感じました。
このまま寝ちゃえるぐらい快適でした!
GrowSpica Proのメリット
GrowSpica Proを使ってみて感じたメリットは下記の5点です。
組み立てがしやすい
ゲーミングチェアやワーキングチェアは大きく重いので、組み立てするのに2人で行うのが推奨されています。しかしGrowSpica Proは、1人でも簡単に短時間で組み立てできました。組み立てしやすかった理由は下記の3点です。
- 分かりやすく見やすい組み立てシート
- 手袋やレンチなど工具が揃っている
- 背もたれと座面があらかじめ組み上がっている
組立方法は説明書にも書いてありますが、ダンボールのシートに6ステップに分かれた組立方法が記載されており、ほとんどこのシートを見れば組み立てできました。
組み立てする時に作業をしやすいよう、手袋やレンチが揃っているのは初めてワーキングチェアを組み立てる人にも優しいと感じました。
背もたれと座面はあらかじめ組み上がっているため、ホイールベースとシリンダーと座面を組み上げるだけで最低限使える状態になります。下記の写真の状態まで、5分で組み上げることができました。
背もたれと座面が別れていると、2人で作業しなければ組み立てしづらいので配慮されていると感じました。
低身長でもかかとが床につく
個人的にGrowSpica Proを使っていて感動したのが、座り心地よりも先に床にかかとがついたことです。僕は身長163cmで、海外製が多いゲーミングチェアでは最低まで座面を下げてもかかとが浮いていました。GrowSpica Proは最低座面が低めなので、小柄な方でも安心して使えます。
ちなみに身長149cmの母でもちょうどいい高さでした。
メッシュ構造で夏場も蒸れにくい
今までゲーミングチェアを使っていて気になったのが、夏場のムレです。湿気が多く暑いと汗ばんで、特に背中やお尻などイスに接する部分が蒸します。GrowSpica Proは背面も座面もメッシュで通気性がいいため蒸れにくく、長時間のデスクワークでもかなり快適に作業できました。
前傾姿勢で作業しやすい
普段PCで作業をする時は、つい前傾姿勢になります。長時間前傾姿勢で作業をすると疲れやすくなるのですが、GrowSpica Proはランバーサポートがしっかり腰を支えてくれるため前傾姿勢で作業をしても疲れにくく感じました。腰が支えられると背中が伸びるので、身体に負担がかかりにくい姿勢になります。
機能レビューで紹介したように奥行きの微調整ができるので、かなり快適でした。
ハンガー付きでジャケットを引っ掛けられる
冬場はジャケットをはおって室内では脱ぐ方が多いですよね。ハンガーなどがない場合はそのままイスの背面にかぶせる方が多いと思いますが、GrowSpica Proは背面にハンガーを搭載していますので上着を引っ掛けられます。テレワークをしていて外出時は上着を着ることが多いので、かなり助かっています。
オフィスにも1台ほしいぐらい便利です。
GrowSpica Proのデメリット
GrowSpica Proを使ってみて感じたデメリットは下記の2点です。
アームレストの調整がしにくい
4Dアームレストで調整幅は広いのですが、特に高さ調整をする時はわざわざ一番上までアームレストを上げなければ調整できないので少しやりにくく感じました。
例えば他社のゲーミングチェアの場合、アームレストにボタンがあり調整する時はボタンを押しながらロックを外すことで高さ調整が可能になる機能を備えています。
できればアームレスト側にボタンがあるといいなと思いました。
メッシュの張りが若干固い
GrowSpica Proの座面はメッシュで柔らかいと思っていましたが、いざ座ってみるとメッシュの張りが若干固いと感じました。僕は長時間座っていてお尻が痛くなるようなことはありませんでしたが、例えばお尻の小さい方は体圧が分散しきらずに痛くなるかもしれません、
もしお尻が痛いと感じる方は、クッションを敷くといいでしょう。
GrowSpica Proをおすすめできる人
GrowSpica Proは、長時間作業をするデスクワーカーにおすすめです。特に、ハイスペックな調整機能をなるべく安く手に入れたい方にはこれ以上ないほどぴったりだと感じています。レビューで紹介した機能を6万円台で手に入れられると考えると、かなりコストパフォーマンスが高いです。例えば、下記のような方におすすめです。
- Web系のエンジニア・コーダー
- 動画・音楽制作者
- 事務作業中心の方
- 動画を長時間観る方など
もちろん仕事の用途で使ってもいいのですが、GrowSpica Proを実際に使ってみて高いリクライニング性能やフットレスト機能が便利なので映画を観たり長時間のエンタメ用途にも向いています。
オンオフ問わず使いやすいチェアです!
GrowSpica Proのレビューまとめ
GrowSpica Proをレビューしました。ゲーミングチェアからの移行でしたが、あまりに調整できる機能が多くてもう元には戻れないぐらい快適です。個人的に最も気に入ったのが座面の高さで、低身長な僕でも床にかかとがしっかりつくのでかなり楽に座れました。
僕みたいに身長が低い方でも合うチェアなので、ぜひGrowSpica Proを候補にしてみてください!
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