僕は基本的に写真を撮影する時に三脚を使いません。最近では手ブレ補正を内蔵しているカメラを使っていますし、基本的にスナップ写真なので三脚があるとかさばるのではないかと感じているからです。
しかし三脚があったらいいなぁと感じる時もあります。例えば先日撮影したこちらの写真。
手持ちでここまで軌跡を残せるのはすごいなぁ(カメラの手ブレ補正がですよ)と思うのですが、本音はもっとシャッタースピードを稼いで筋を伸ばしたいんですよね。
というわけでそんなシチュエーションにぴったりな、マンフロットさんから発売されている2種類のポケット三脚を購入したので、早速レビューをしていきたいと思います!
- POCKET三脚S(MP1-BK)の使用感レビュー
- POCKET三脚L(MP3-BK)の使用感レビュー
POCKET三脚S(MP1-BK) ブラックはRICOH GRを始めとするコンデジに便利
では最初に、「POCKET三脚S ブラック(MP1-BK)」をレビューしていきたいと思います。
仕様
重量 | 0.03 kg |
全伸高 | 2.1 cm |
最大耐荷重 | 0.6 kg |
格納高 | 0.8 cm |
外観チェック
パッケージはこのようになっています。イメージ画像から分かるように、コンデジでの使用を前提とした三脚になっています。
三本の脚がついており、非常にコンパクトです。
実際にRICOH GRに取り付けてみました。取り付ける際はコインなどで回してネジ穴に差し込む形式でした。
HAKUBA ピクスギア タフ03 Mにも収納可能
先日ご紹介させていただいた「HAKUBA ピクスギア タフ03 M」にこの三脚をつけた状態でRICOH GRを入れてみました。
純正ケースだと入らないですが、汎用ケースということもありピッタリ入ってくれます。
取り出す時に若干引っかかるかなと感じることもありますが、不便に感じるほどではなくむしろ三脚がカメラに付いているということを忘れるぐらいコンパクトですね。
三脚を立たせてみました
早速三脚を立たせてみました。脚が小さいので可愛い外観ですね。また、マンフロットのロゴがワンポイントになっていてシンプルさの中にもカジュアルな印象を与えてくれます。
脚が短いので置く場所は選ばなければいけないかもしれません。
例えば手すりや窓際など平らな場所において使用するのであれば問題ありませんが、今回のようなちょっと凹凸のあるクッションやゴツゴツした岩肌の上などは安定感がないのでおすすめできません。
バッテリーは取り出せないということもないです
この三脚のレビューを見ていてバッテリーが外せなくなるという内容をよく見ます。
確かにそのままではバッテリーを取り出すことはできないのですが、下記のイメージのようにぐるっと回してあげるとRICOH GRでもなんとかバッテリーを取り出すことができました。
価格はお手頃
価格もお手頃で、Amazonでしたら2022年5月22日現在1,518円で購入できます。この価格であればとりあえず購入しておくというのもありなのではないでしょうか。
POCKET三脚L(MP3-BK) ブラックはOM-Dなど一眼にぴったりな三脚
そしてもう一つ、こちらは一眼カメラ向けのポケット三脚をご紹介します。
仕様
重量 | 0.068 kg |
全伸高 | 4 cm |
最大耐荷重 | 1.5 kg |
格納高 | 1 cm |
外観チェック
パッケージのイメージ画像からわかるように、一眼カメラでの使用を想定したポケット三脚です。
カメラへの固定自体はPOCKET三脚Sと同じですが、一眼カメラはネジ穴の位置がメーカーごとに大きく異るということでネジを入れられる箇所が3本あります。
安定感はレンズによる
実際に三脚を装着してみましたが、最大耐荷重が1.5kgといっても安心できません。
SIGMA 56mm F1.4 DC DNをつけた状態で使用してみましたが、おそらくこのレンズがぎりぎりまともに使用できるサイズかなと思います。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROなど大きなレンズの場合、フロントヘビーになり支えきれなくなります。
とはいえ重心を変えることはできますので、重めのレンズを使用する場合は三脚を前の方に固定すればなんとか使えるでしょう。
あくまでスナップ撮影でライトに使用するのであれば、十分な性能だと感じています。
価格の安いアウトレットがおすすめ
Amazonでは3,000円前後であることが多いのですが、楽天の公式アウトレットストアでは運がよければ2,600円で購入できます!実は今回2機種とも楽天のアウトレットで購入したのですが、パッケージの画像を見ていただいても分かるように新品同様なので少しでも安く購入したい方は楽天での購入もおすすめです。
三脚というよりはサポーター
実はこの2つの製品は、「tripod」ではなく「support」という表現を使用しているため厳密に言うと三脚ではありません(Pixiはtripodです)。
おそらく日本人でもわかりやすいように三脚という表現を使っていると思いますが、爪をつけて設置したときの安定感を補助する最小限のサポーターということでしょうか。
なのであくまで脇役に徹していて、常にカメラに取り付けていても撮影のじゃまにならない、まさにサポーターであると感じました。
もしスナップ撮影が主な用途であれば間違いなくニーズにマッチすると思いますので、ぜひ使ってみてください