私は仕事でChatworkやSlackなどコミュニケーションツール、BacklogやGithubなど開発用のツールなど、数多くのサービスを使用しています。
各Webサービスはネイティブアプリケーションを提供している場合が多いのですが、どうせなら1つにまとめてしまいたいと考えていました。
そんなときに出会ったのが、「Biscuit」というWebブラウザです。今回はこのアプリの魅力を余すところなく紹介していきたいと思います!
Biscuitとは?
「Biscuit」とは、複数のアプリをまとめて管理できるWebブラウザです。Webブラウザとは、Internet explorerやGoogle chromeが有名ですね。
このアプリはこんな方におすすめです。
- 今までStationなど色んなWebアプリをまとめるツールを試したけど、パフォーマンスや機能の制限を含め満足できなかった。
- たくさんのWebアプリを使用しているので、1つのワークステーションにまとめたい。
- 質が高くて無料で使えるツールがいい。
Biscuitの魅力
さて、ここからはこのBiscuitの魅力をご紹介します!
この世にあるWebアプリは全てまとめられます
Biscuitの競合といえば「Station」や「Franz」が挙げられます。
これらのアプリには大きな欠点が存在します。その一つが、まとめられるWebアプリがあらかじめ決まっているということです。もし自分が使いたいWebアプリがあったとして、そのアプリが対応していなければ意味がありませんよね。
実はBiscuitは、この世にある全てのWebアプリをまとめることができると言っても過言ではありません。
なぜなら、「URLを入力してアプリを追加」という機能が備わっているからです。つまり、URLさえあればどんなWebアプリでもまとめられるんです。
もちろん通知機能もしっかり機能させたい場合はChatworkなど一部限定的になってしまいますが、それでも他の競合サービスではできないWebアプリもまとめられるという利点は大きいですね。
アプリの中でさらにタブが作れる神機能があります
例えばGoogle chromeでWebアプリをまとめようとすると上部のタブでまとめますよね。
しかしBiscuitは縦軸でまとめるので、そのアプリ内でさらにタブを分けることができるんです!言葉では伝わりにくいかもしれませんので、画像で御覧ください。
Youtubeのアプリの中で、3つのタブが開いていることが分かります。これができると、例えばChatworkならChatwork内で共有されたリンクをChatworkアプリ内のタブでまとめられますし、Githubならリポジトリごとにタブを分けて待ち時間なしに切り替えができます。
これが慣れてくると、かなり快適に仕事ができます。
Webアプリを公私で分けてまとめられます!
Biscuitは、ただWebアプリを並べるだけではなくグルーピングもできます。
例えば「Work」というグループには仕事用のWebアプリ、「Personal」というグループには趣味のWebアプリを追加すれば、このBiscuitだけで完結します。
特にフリーランスの方で公私同じマシンを使用している方には嬉しい機能なのではないでしょうか。
通知も機能します
こちらのアプリでは、各Webアプリごとに通知も機能します。
Slackの場合メッセージ内容の通知と赤いマークで知らせてくれますし、BacklogやChatworkも通知を表示してくれます。
Google chromeなどでは通知は来てもタブでわかりにくかったりするので、Webアプリに特化したブラウザならではと言えるでしょう。
BiscuitにないWebアプリは申請すれば翌日には即反映します
実は使い勝手がよくてしばらく使っていたのですが、ある日「board」が無いことに気がついたんです。
この請求書作成ソフトはかなり使いやすくてよく使っているのですが、せっかくなので申請してみることにしました。
いつ反映されるのか楽しみにしつつ申請した翌日に見てみたら、なんと翌日にすぐ反映されていました!
このスピード感がBiscuit最大の魅力だと感じています。
これだけではなく不具合があれば1週間ほどで最新のアップデートが来ますし、追加されていく機能も1ヶ月ぐらいの間隔で更新されていきます。
noteにリリース情報がまとめられているのですが、このようにどこが変わったのかしっかり説明いただくと安心ですよね。
https://note.com/biscuit_browser
ショートカットも使用可能
Biscuitはショートカットも充実しています。これを覚えると、キーボード内で操作がほぼ完結するので便利です。
(macOSはCtrlをCMD、AltをOptionと読み替えてください)
アプリを追加 Ctrl + N
グループを追加 Ctrl + G
アプリスイッチャーを表示 Ctrl + O
(履歴の)次のアプリへ Ctrl + Tab (macOSも共通)
(履歴の)前のアプリへ Ctrl + Shift + Tab(macOSも共通)
新しいタブを開く Ctrl + T
現在のタブを閉じる Ctrl + W
特定のタブに移動する Ctrl + 1 〜 8
右端のタブに移動する Ctrl + 9
右のタブへ移動 Ctrl + Alt + →
左のタブへ移動 Ctrl + Alt + ←
特定のアプリに移動する Ctrl + Alt + 1 〜 9
下のアプリへ移動 Ctrl + Alt + ↓
↑のアプリへ移動 Ctrl + Alt + ↑
アドレスバーにフォーカス Ctrl + L
ホームに移動 Ctrl + Shift + H
1つ前のページに戻る Ctrl + ←
1つ先のページに進む Ctrl + →
現在のページを再読み込み Ctrl + R
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ツールバーの表示/非表示切り替え Ctrl + Shift + B
これだけの機能があって完全無料で使えます
ブラウザは無料もあれば有料のブラウザもあります。
これだけ高機能でサポートもしっかりしているとお高いのではと思いましたが、完全無料で全機能使用できます!
BiscuitはWebアプリをまとめるブラウザとして最高です
今まで様々なアプリを使用してWebアプリをまとめていましたが、動作の軽快さを含めこのBiscuitが最高に使いやすかったです。
もし普段からたくさんのアプリケーションを使用して仕事をされている方は、これを機にBiscuitでWebアプリをまとめてみてはいかがでしょうか?