本記事では、エレクトロクロミック(electrochromic)を利用したレンズの調光機能を備えたオーディオサングラス、Duskをレビューします。
最近はBOSE FRAMESやHUAWEI Eyewearのように、ワイヤレスで音楽が聴けるオーディオグラスが増えています。ただ、サングラスとしての機能に重きをおいた製品はあまり見られません。
Duskはオーディオサングラスの中でも調光機能に対応し、よりサングラスとしての機能を重視した製品です。実はスマートサングラスとして調光機能に対応したのは世界最先端の技術なんです。
Duskの外観や使用感など、公式サイトに載っていない情報満載でレビューしていきます!
- アプリで直感的に調光できる
- 装着感がいい
- IPX4の防水に対応
- 当然ながら音漏れは大きい
- スマホやモニターの画面が虹色に映る
外観レビュー
Duskの外観は、レイバンなどでおなじみのウェリントンタイプです。つや消しで落ち着いた外観で、おしゃれですね。フレーム幅は141mm、レンズ幅は48mm、テンプル長は166mmで、重さは26gとスピーカーやバッテリーを内蔵している割には軽量です。レンズは偏光レンズですので、例えば晴天時でも信号が見やすいです。
スピーカーはサングラスのテンプル(つる)の部分にそれぞれ1基搭載されています。ボタンもあり、右側のボタンは音楽再生、左側のボタンは調光の設定ができます。マイクも内蔵しており、通話も可能です。
独自規格の充電端子もあり、付属の充電ケーブルをマグネットで接続できます。
海外の製品なので技適マークを取得しているか不安でしたが、つるの部分にしっかり技適マークがあります。これなら安心して外出先でも使えますね。
サイズ | フレーム幅141mm、レンズ幅48mm、テンプル長166mm |
重さ | 26g |
防水性 | IP65 |
バッテリー | 音楽再生:4時間 調光機能のみ:7日間 充電時間:45分(15分で80%充電可能) |
使用感レビュー
実際にDuskを使用してみた感想をレビューしていきます。
スマートフォンアプリと連携
Duskは、Ampere Techアプリを使ってスマートフォンと連携させることで様々な機能を利用可能です。
- 電磁残量の確認
- 紛失時のアラーム機能
- ドライブモード(調光機能で暗くなりすぎないよう制限をかけるモード)
- 調光設定(プリセット作成可能)
メインは調光機能の設定ですが、エレクトロクロミズムを使用し無段階で調整可能です。
エレクトロクロミズム (electrochromism) とは、化学物質に電圧を印加することにより、その光物性に可逆的変化が見られる現象のことである。エレクトロクロミズムを示す物質はエレクトロクロミック物質と呼ばれる。
Wikipedia
電圧をかけて黒色や薄黄色にできる技術をエレクトロクロミズムって言います。
実際にアプリで調光機能を試してみましたが、別物のサングラスかと思うぐらい調光範囲が広いのでサングラス単体での使用も便利です。
明るさに応じて複数のサングラスを持つ必要がないので、調光機能だけでもかなり便利と感じました。
ちなみに調光機能のみに対応したDUSK Liteもあります。
音質レビュー
音質は、以前レビューしたMu6 Ringと似ています。スピーカーユニットが小さいので低音はほぼ感じないに等しいですが、音割れせずクリアなので音楽をBGMとして聴く用途なら十分です。また、声が聴き取りやすいので通話にも向いています。
音質重視ならもちろんイヤホンのほうがいいです。
装着感は良好
サングラスにしては若干重い部類ですが、装着感は良好です。マスクをしたままでも違和感なく装着できます。1時間装着しましたが、耳が痛くなることはありませんでした。
鼻のサイズに応じて調整できる鼻パッドも付属していますので、自分好みの装着感にすることも可能です。
IPX4の生活防水で雨にも強い
DuskはIPX4の防水性能がありますので、運動やビーチでの使用にも適しています。
IPX4は「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。(防沫形)」という特性があります。
つまり大雨で濡れても壊れないってことです。
実際にシャワーを10秒間ほどテンプル部分にかけてみましたが、正常に使用できました。
気になったところ
多機能なDuskですが、使っていて気になった部分もまとめます。
当然ながら音漏れは大きい
スピーカーの開口部がテンプル(つる)にあるため、イヤホンのように耳に栓をするタイプのオーディオに比べ音漏れが大きいです。静かなカフェや、公共交通機関での使用は周囲に音漏れによる迷惑をかけるので使用を控えたいですね。
僕は部屋で一人の時に使用していますので問題ないです。
スマホやモニターの画面が虹色に映る
普通に周辺を見る分には何も問題ないのですが、iPhoneやモニターを見る際に虹色に映るのが気になりました。いわゆる虹彩現象です。ガラス保護フィルムを貼っていると発生します。
補足すると、ガラスフィルムを貼っていないスマホやモニターはこのように虹彩現象無しで写るということでした。
パッケージの内容物
付属品は下記のものが揃っています。
- Dusk本体
- メガネ拭き
- ケース
- 充電ケーブル
- 鼻パッド
- 説明書
ケーブルは布編みでクセがつきにくく取り回ししやすいです。USB-CでACアダプターに接続し充電できます。充電端子は独自規格なので、なくさないようにしましょう。
ケースはがま口タイプで、片手でも簡単に開閉できます。サングラスは常に使うわけではないので、ケースの取り出しやすさが高いのはいいですね。
説明書は英語ですが、英語が読めなくても図でなんとか読み取れます。
おすすめできる人
Duskをおすすめできる人は下記の人です。
- よくビーチに行く人
- ドライブでサングラスを使っている人
- スポーツをする人
- 作業中にBGMを聴きながらサングラスをしたい人
IPX4の防水性能があるので、ビーチでのバカンス、汗をかくスポーツでも使いやすいです。
どこで購入できる?
Duskは、Makuakeで購入できます。普段は42,900円ですが、現在はクラウドファンディング期間中で28,800円で購入できます。気になった方はぜひMakuakeでチェックしてみてください。
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