本記事では、北海道発のモバイルバッテリーブランド、EZO(エゾ)からリリースされた最新のモバイルバッテリー「EZO Stadias」をレビューします。
結論から言うと、モバイルバッテリーの理想を詰め込んだ使い勝手の高いモバイルバッテリーです。特にiPhone 12シリーズ以降のユーザーには嬉しいMagSafe充電に対応しています。
- MagSafeワイヤレス充電(Qiも)対応
- ステンレススチール製のスタンドつき
- 1%単位でバッテリー残量を確認可能
- 10,000mAhの大容量
このスペックを聞いて、ふと2つのモバイルバッテリーを思い出しました。僕の所有しているCIOのSMARTCOBY Proとハイブリッドワイヤレスモバイルバッテリーです。
というのも、この2機種は下記の特徴を揃えています。
モバイルバッテリー
あれっ、この両者の特徴ってまさにEZO Stadiasなのでは?
お気に入りの2つのモバイルバッテリーを組み合わせた、まさにモバイルバッテリーの理想を詰め込んだようなモデルが出てくるとは思いませんでした。
今回はEZO Stadiasの特徴や、実際に使ってみた使用感を徹底レビューしていきます。
- EZO Stadiasの特徴
- EZO Stadiasの実際の使用感
- EZO Stadiasをおすすめできる人・できない人
- MagSafe充電(Qiも)対応でケーブルから解放される
- 最大20WのUSB PD充電に対応
- 残量が1%区切りで見やすい
- 横向きで動画を見ても安定感抜群で見やすい角度
- 背面が丸みを帯びていて持ちやすい
- パススルー充電対応でモバイルバッテリーもiPhoneも同時充電可能
- 裏面にホコリがつきやすい
- iPhoneケースに跡が残りやすい
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EZO Stadiasの外観レビュー
では、まずEZO Stadiasの外観からレビューしていきましょう。今回は本体のみの提供でしたが、モバイルバッテリー本体以外にも下記の付属品が同梱されます。
- モバイルバッテリー本体
- L字型ケーブル
- 取扱説明書
モバイルバッテリー背面はアルミ加工で、高級感のある仕上がりです。充電時は、ここに1%単位でバッテリー残量が表示されます。
表面はMagSafe充電対応のパッドがあります。ゴム素材で、汚れや傷に強いとされています。
汚れについては後半で検証しますね。
本体右側面に電源のON/OFFボタンがあり、有線ケーブルで充電する際に使用します。ステンレススチール製のスタンドがついており、耐久性も高いです。
本体左側はUSB Type-Cポートが1つあり、最大20Wの充電に対応しています。
大きさ
大きさは72.6(幅) x 115.0(高さ) x 19.5mm(奥行き)で、10,000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては一般的なサイズです。
同クラスのCheeroのダンボーバッテリーと近いサイズ感で、10,000mAhクラス最小級のCIO SMARTCOBY Proより大きいです。
とはいえiPhoneを持ちながらMagSafe充電を行う前提で設計されていますので、iPhone 13 Proより小型です。これならiPhoneを持ちながらでもカメラに干渉せずに充電できますね。
手のひらサイズなので、バッグに入れて持ち運んでもかさばりにくいです。
重さ
重さは実測値で216.53gでした。
iPhone 13 Proが215.18gですので、重さはほぼスマートフォンと同等と言っていいです。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色展開です。今回はブラックをレビューしています。
仕様
入力 | Type-C 5V/3A, 9V2A |
出力 | Typa-C 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A ワイヤレス 15W/10W/7.5W |
電池 | リチウムポリマー二次電池 |
容量 | 38.5Wh(10,000mAh) |
サイズ | 72.6 x 115.0 x 19.5mm |
重さ | 215.18g |
EZO Stadiasの使用感レビュー
では、特徴を紹介しつつEZO Stadiasの使用感をレビューしていきます。
EZO Stadiasの良かったところ・メリット
まず、EZO Stadiasを実際に使ってみて感じた良かったところ・メリットを紹介します。
- MagSafe充電(Qiも)対応でケーブルから解放される
- 最大20WのUSB PD充電に対応
- 残量が1%区切りで見やすい
- 横向きで動画を見ても安定感抜群で見やすい角度
- 背面が丸みを帯びていて持ちやすい
- パススルー充電対応でモバイルバッテリーもiPhoneも同時充電可能
MagSafe充電(Qiも)対応でケーブルから解放される
まず、最大15WのMagSafe充電でケーブルから解放される点は快適で良いと感じました。通常のモバイルバッテリーは、下記の画像のようにUSBケーブルをつないで充電するのでケーブルが邪魔に感じることも。
しかしMagSafe充電なら、このようにiPhoneにくっつけるだけで充電ができるのでケーブルよりスマートに充電できます。また、センサーが内蔵していますのでEZO Stadiasの電源ボタンを押さなくても充電が開始される点はワイヤレスモバイルバッテリーにはめずらしい特徴です。
実際にiPhone 13 ProでMagSafe充電をしてみた結果がこちらです。
時間 | バッテリー残量 |
開始時 | 10% |
30分後 | 32% |
1時間後 | 61% |
1時間30分後 | 86% |
2時間後 | 100% |
iPhoneはバッテリー寿命を長持ちさせるために、80%を超えたあたりから高速充電からトリクル充電(低速充電)に切り替わります。後半の充電ペースは落ちるものの、2時間後には100%になりました。
2時間ぐらいで満充電になりますね。
また、ワイヤレス給電規格のQi(チー)にも対応し、AirPodsなどのワイヤレス充電対応の完全ワイヤレスイヤホンも充電できます。MagSafe充電はiPhoneしか対応していませんが、マグネットで吸着しないだけで他の機器もワイヤレス充電可能です。
iPhone以外の機器でも恩恵が受けられます!
最大20WのUSB PD充電に対応
MagSafeワイヤレス充電以外にも、有線ケーブルでの充電に対応しています。最大20WのUSB PD出力に対応しており、iPadを充電するのにも十分な出力です。
最新のiPad mini(第6世代)やiPad Pro 11インチ(第3世代)に付属されているアダプターも20Wです。
電流チェッカーで計測したところ、19W〜17Wの出力が確認できましたので十分な性能といえますね。ワイヤレス充電だけではまだ不便なので、有線でより高速な充電ができる点は便利に感じました。
残量が1%区切りで見やすい
EZO Stadiasは、バッテリー残量が1%単位で表示されますのでモバイルバッテリー本体の充電タイミングが分かりやすいです。例えば5目盛りのLEDランプだけで残量が表示されている場合、残り20%でも1%でも1目盛りでしか表現できませんよね。
1%ずつの表示なので、バッテリー容量ギリギリまで使い切りやすくなります。
横向きで動画を見ても安定感抜群で見やすい角度
EZO Stadiasは、iPhoneを横向きにしても安定感抜群です。
金属製の幅の広いスタンドがしっかりiPhoneを支えてくれて、倒れる気配はありません。
また、45度の見やすい角度まで調整できますので、デスクに置いて動画を見ながら作業するのもはかどります。テレワークで外に出かける時に、スタンドとしても活用できるので便利ですね。
背面が丸みを帯びていて持ちやすい
EZO Stadiasを持っていて感じたのが、持ちやすさです。背面が緩やかにカーブしているため、手になじみます
iPhoneを横向きに吸着させているときも同様に持ちやすく、親指を回してしっかりグリップできるので持ちながら動画も見やすいです。
ガラケー時代のAQUOSフォンを思い出します。
パススルー充電対応でモバイルバッテリーもiPhoneも同時充電可能
EZO Stadiasはパススルー充電に対応しており、モバイルバッテリー本体とMagSafe充電しているiPhoneの同時充電が可能です。出先の宿泊先でiPhoneとモバイルバッテリーの両方を充電したいシチュエーションは多いと思いますが、パススルー充電に対応していれば両方充電できるので効率的ですね。
旅行に持っていきたくなるモバイルバッテリーですね。
EZO Stadiasの残念だったところ・デメリット
では、EZO Stadiasを実際に使ってみて残念だったところ・デメリットも紹介します。
- 裏面にホコリがつきやすい
- iPhoneケースに跡が残りやすい
裏面にホコリがつきやすい
マットな仕上げで汚れに強いということでしたが、iPhoneに接するMagSafeのゴム部分はホコリがつきやすいように感じました。下記の写真は少し使用して不織布で拭いた状態ですが、細かいホコリが若干残っています。
ちなみに冒頭で少し紹介したCIO ハイブリッドワイヤレスモバイルバッテリーは、ゴムではないためホコリはほぼつきません。
気になる方は少ないかもしれませんが、僕みたいに神経質な人はホコリがきれいに取れなくてムズムズするかもしれません。
容量は半分減りますが、ホコリがつきにくいモデルであればCIO ハイブリッドワイヤレスモバイルバッテリーをおすすめします。
iPhoneケースに跡が残りやすい
何度かMagSafe充電をしていて気付いたのですが、EZO StadiasでMagSafe充電をしているとiPhoneケースに丸い跡が残っていました。
ちなみに下記がEZO Stadias使用前の写真です。元々汚れがついていたのではなく、EZO Stadiasを使用後についた汚れだと分かりますね。
ゴム素材だと跡が付きやすいのかもしれませんね。
機能面での不満はほぼないですが、汚れのつきやすさは気になりました。
EZO Stadiasのレビューまとめ
今回は、EZO Stadiasをレビューしました。メタリックで高級感のある外装で所有欲を満たせるモバイルバッテリーです。機能面でもCIOの人気モバイルバッテリー2つをいいとこ取りしたような製品で、まさにモバイルバッテリーの理想を詰め込んだ製品と言えます。
満足度はかなり高いです!
おすすめできる人・おすすめできない人
EZO Stadiasをおすすめできる人、できない人は下記のようにまとめました。
iPhoneユーザーにかなりおすすめです!
EZO Stadiasを購入する方法
EZO Stadiasは、まだ一般販売されておらずクラウドファンディングのMakuakeで予約を受け付けています。今なら先行販売で15%オフの5,640円で購入できます。
また、支援額が500万を突破すると付属のケーブルがLEDつきにグレードアップされます。2022年7月16日現在の支援学が4,075,340円なので、残り56日であれば十分達成できそうなペースですね。
もし少しでも気になった方は、下記のリンクより詳細を確認してください!
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