本記事は、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムのレビュー記事です。何度も着脱でき、新素材のナノサフィックスタイプでマグネットタイプより吸着力が強いフィルムです。
iPadで絵を描いている方なら、一度はペーパーライクフィルムを使ってみたいと考えたことがありますよね。ペーパーライクフィルムはiPadで紙のような書き心地を実現するフィルムで、根強い人気があります。
僕も使ってみようと思っていましたが、下記の理由で見送っていました。
- 失敗しそうでiPadに保護フィルムを貼るのが怖い(特にホコリの混入が心配)
- ペーパーライクフィルムを貼ったらApple Pencilのペン先の減りが早まる
- グレアの見え方が好きなのでアンチグレアのペーパーライクフィルムを貼ったら見え方が心配
従来の粘着式のペーパーライクフィルムなら、そのような理由で使わなかったでしょう。しかしこの記事でレビューするベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムなら、下記のように解決できます。
- 失敗しそうでiPadに保護フィルムを貼るのが怖い(特にホコリの混入が心配)
→何度も着脱可能なので成功するまで貼り付けを試せる - ペーパーライクフィルムを貼ったらApple Pencilのペン先の減りが早まる
→従来のフィルムよりペン先摩耗度を50%軽減 - グレアの見え方が好きなのでアンチグレアのペーパーライクフィルムを貼ったら見え方が心配
→使わない時は外しておけるのでグレアの画質もアンチグレアの画質も両方楽しめる
この記事では、iPad 12.9インチモデル向けのナノサフィックスタイプを提供いただきましたので、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムの特徴や実際の書き味、どんな方におすすめできるかまで徹底レビューしていきます。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムとは?
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムは、下記の特徴をもったフィルムです。
- ケント紙に近い書き心地をiPadで実現する
- マグネットやナノサクションで着脱可能
- 従来のフィルムよりペン先摩耗度を50%軽減
- 鉛筆硬度3Hの強度で画面を保護できる
マグネットタイプととナノサクションタイプの違い
マグネットはよく聞きますが、ナノサクションって聞きなれませんよね。ナノサクションは、表面に無数の吸盤がある素材で、吸盤部分が真空状態になることで吸着します。そのためマグネットと比較し、より強い吸着力があります。
フィルムの質自体は両者とも同等なので、常にフィルムを貼り付けておきたい方はより吸着力の高いナノサクションがおすすめです。
種類 | マグネット | ナノサクション |
書き心地 | 硬い | 硬い |
筆圧 | 軽い | 軽い |
書く速さ | すらすら | すらすら |
ペン先の長持ち度 | 長持ち | 長持ち |
説明 | 気軽に何度でも着脱できる ケント紙タイプのフィルムです。 イラストや文字を書く時だけフィルムを 使いたい方に。 | 何度でも着脱できる ケント紙タイプのフィルムです。 マグネットタイプと比べ、 より強い吸着力があります。 しっかりと貼り付けたい着脱式を お求めの方に。 |
他の着脱式以外のフィルムもありますので、下記の表を参考にしてください。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムの対応機種
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムは、現在各iPadの種類に合わせて下記の4つのタイプのサイズがあります。
- iPad Pro 12.9 (第5世代 2021/第4世代 2020/第3世代 2018)
- iPad Air 10.9 (2022/2020)、iPad Pro 11 (2021~2018)
- iPad 10.2 (第9世代 2021年/第8世代 2020年/第7世代 2019年)
- iPad mini (第6世代 2021年)
例えば第5世代のiPad miniなど対応していない機種もあるので、事前に確認することをおすすめします。
付属品
付属品は下記の3点です
- フィルム本体 x 1
- クリーニングクロス x 1
- ケース x 1
クリーニングクロスはメガネ拭きのようにサラサラした素材で、ガラス面に付着した皮脂汚れをしっかり取り除いてくれます。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムの貼り付け方
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムの貼り付け方は、下記の4ステップです。
まず、付属のクリーニングクロスで液晶画面の汚れを落とすために拭きます。
次に、フィルムに貼ってある保護シートを剥がします。
次に、表面がザラザラとしている(紙っぽい)面を上にしてiPadの液晶画面に貼り付けます。
最後に、フィルムの吸着部分の黒い部分を軽く押します。これで貼り付け完了です。
なお、ナノサクションタイプのフィルムの貼り方は下記の公式動画でも解説されています。
マグネットタイプの場合は、下記の公式動画より貼り付け方法を確認できます。
結構簡単に貼り付けができました。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを実際に使ってみた率直な感想
では、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを実際に使ってみて感じたことをメリットとデメリットに分けて解説していきます。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを使ってみて感じたメリット
まず、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを実際に使ってみて感じたメリットを紹介します。
- 紙にマーカーペンで書いたような書き味が気持ちいい
- 何度でも着脱できる安心感がある
- ケース付きで持ち運びもしやすい
紙にマーカーペンで書いたような書き味が気持ちいい
まず、紙のような質感で書き心地が良いです。フィルムを貼っていないiPadがボールペンだとすれば、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを貼り付けた場合は紙にマーカーペンで書いたような摩擦感があります。
字を書くときに、例えば今まで漢字の「とめ・はね・はらい」がすべって書きづらかったのですが、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを貼って書いたところ安定して「とめ・はね・はらい」が書けました。メモも取りやすく、絵を描く時も重宝しそうです。
何度でも着脱できる安心感がある
次に、何度でも着脱できる安心感がメリットに感じました。着脱式とはいえ何度も使用したら吸着力が落ちてくるだろうと考えていましたが、粘着式ではないので皮脂やホコリが付着しても吸着力が落ちにくかったです。
粘着式で何度も貼り直しができるフィルムが多い中、ペーパーライクフィルムは興味あるけどたまに絵を描く時だけ使いたいという場合でも、何度も着けたり剥がしたりできるので安心ですね。
ケース付きで持ち運びもしやすい
ペーパーライクフィルムを剥がしたら、付属のケースに収納できるので持ち運びもできます。粘着式ではないので台紙いらずでケースにそのままの状態で収納でき、いつでも気軽に使えます。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを使ってみて感じたデメリット
ここからは、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを実際に使って感じたデメリットを紹介します。
- ケースによってはフィルムと干渉する
- アンチグレアフィルムなので若干視野角が狭くなる
- フィルムなしよりApple Pencilの摩耗が早まる
ケースによってはフィルムと干渉する
僕の場合、ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムを使った状態ではケースとフィルムが干渉して使えませんでした。Apple純正のSmart Folioのように背面と前面のみをカバーするタイプであれば問題なさそうですが、側面を保護するタイプのケースは不向きです。
ケースの種類に要注意ですね。
アンチグレアフィルムなので若干視野角が狭くなる
次に、アンチグレアフィルムなので若干視野角が狭くなるのもデメリットです。下記の画像はフィルムありの時となしの時でななめ45°から液晶を見た画像ですが、フィルムありのほうが白く反射して見えますよね。
フィルムの着脱が可能なので、絵を描く時はフィルムを着ける、普段動画を見たり電子書籍を読んだりする時は外すなど臨機応変に使いこなせると良いですね。
フィルムなしよりApple Pencilの摩耗が早まる
まだ長期間使用していないのでどれだけ差があるか不明ですが、フィルムなしのときより摩擦係数が高いのでApple Pencilの摩耗が早まります。もう一度表を見てみると、ペン先の長持ち度は各フィルムの中で最も高いのでそれほど神経質にならなくてもいいかもしれません。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムは、従来のフィルムよりペン先摩耗度を50%軽減しているモデルなのでもし過去に別のペーパーライクフィルムを使ったことがある方はペン先の減りが少なく感じるでしょう。
もし心配な方は、Apple Pencilチップを予備で持っておくと安心ですね。
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムのレビューまとめ
ベルモンド 着脱式ペーパーライクフィルムのレビューをまとめます。
このことから、特に下記の方におすすめできる製品です。
- ペーパーライクフィルムが初めての方
- フィルムをありなしを使い分けたい方
- 粘着式のフィルムを使っていて貼り付けに失敗したことがある方
特に過去にiPadにフィルムを貼って失敗した経験のある方は、安心してお使いいただけるフィルムです。ぜひ一度お試しください!